代表挨拶

GREETING
代表挨拶 代表取締役 米田 義一

会社の危機

1995年1月17日、当時私は大学1年生で東灘区にある実家に住んでおりました。朝方、突然突き上げられる様な衝撃を受け、一気に目が冷めましたが怖くてベッドから身動きが取れなかったことをよく覚えています。阪神淡路大震災は、私達の日常生活を一変させました。当時、経営していたぱちんこ店も大きなダメージを受け、父はこの時ばかりは倒産を覚悟したと社会人になってから聞きました。それでも己と従業員を鼓舞し、従業員を一人も解雇することなく自分たちで立ち上がるんだと、被災した店ではカレーや味噌汁などの炊き出しを行ったようです。

緊急時の娯楽

娯楽産業であるぱちんこは、この様な緊急時には不要であり、すぐに営業を再開すべきではないと父は考えていたようですが、夜はゴーストタウン化し、治安も悪化した状況下にあった商店街の人々からは、少しでも早く店を開けて町に活気を取り戻してほしいと頼まれました。悩んだ末、約20日後には営業を再開し、多くの地域の方に喜んでもらえたようです。また当時は、全国から土木作業員の方々が復旧工事に神戸に集まってきて下さいましたが、汗を流しゆっくりと体を休める場所は多くはありませんでした。その様な方々の疲れを取り、震災復興に少しでも役立つため、本社屋の隣でカプセルホテル事業を開始しました。

たび重なる大震災

さらに2001年から5年間、オリックス株式会社仙台支店で勤めていた私にとって、2011年3月11日に起きた東日本大震災は、非常に辛いものとなりました。当時お取引頂いてたお客様が被災され、テレビを通じて良く知っていた町並みが津波によって破壊されている様子は今も忘れることが出来ません。サーフィンが趣味で毎週のように通っていた海岸も津波に飲み込まれ、その後も放射線によって汚染された海ではサーフィンはおろか海水浴も楽しめない状況が続いたと聞きます。この時、原子力の恐ろしさを改めて知った私は、未来の子どもたちに安心していいひと時間(とき)を過ごせるような安全なエネルギーを残していきたいとの思いから太陽光発電事業を開設しました。

お客様に「いいひと時間(とき)」を

このように弊社の事業の根幹にあるのは、我々のサービスを通じてお客様に「いいひと時間(とき)」を過ごして頂きたいという思いです。これは創業してから50年以上たった今でもしっかりと引き継がれています。

娯楽がなくても生活はできるかもしれない。それでも人はやはりパンのみでは生きていけず、心にも適度な食べ物、栄養が必要なんだと私は思います。

これからも弊社は、全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、私達のサービスを通じてお客様にいいひと時間(とき)を提供することを理念として、頑張って参ります。

企業理念

PHILOSOPHY

お客様にいいひと時間を。

私たち朝日興業グループは、お客様にいいひと時間(とき)を過ごしていただくことを理念に掲げ、 善良な社員を育て地域社会に根差し、ともに育っていく大樹のような企業を目指しております。

人生とは時間の積み重ねです。お客様の人生の中で、私たちが共有できる時間はほんの少しかもしれません。 お客様の人生の中で、私たちが共有できる、そのひと時間(とき)を私達は大切にし、 お客様に快適に過ごしていただくために、あらゆる努力を惜しみません。

人を幸せにすることができる人。

会社の理想とする善(い)い人(ひと)とは、人を幸せにすることができる人。 人の喜ぶ姿を見て、自身の喜びに変えられる人、それが幸せの源である「喜び」や「感動」を創造し、 人を幸せにすることができる人ではないでしょうか?

お客様の喜びや感動を自身の糧とし、「ありがとう」という感謝の気持ちをいただくためにも、 社員全員が善(い)い人(ひと)を目指して成長していきます。

そして善(い)い人(ひと)が集まれば、樹が育っていくように善い企業へと会社は発展していきます。 さらに善い樹は、ともに寄り添う人を幸せに出来る力があると信じております。 全社員の物心両面の幸せのためにも、立派な樹を目指し地域社会に根差して、共に育っていきたいと思っております。

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